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トップメッセージ

株主・投資家の皆さまへ

アイダエンジニアリング株式会社
代表取締役社長
鈴木 利彦

2023年4月より、今年度から新たに始まる新中期経営計画を強力に推進すべく、経営体制の一層の強化を目的に新体制をスタートさせました。

AIDAには、創業から100年余りにわたり、創業者の“モノづくりDNA“を受け継ぎ、進化させてきた数々の先進技術の蓄積があります。今後も環境問題、自動車産業の大変革、デジタルトランスフォーメーション等、変わりゆく時代のニーズを捉え、更なる進化を遂げていかなければなりません。「成形システムビルダとして発展し、人と社会に貢献する」という企業理念のもと、SDGs、脱炭素、省エネ、デジタル化などの課題に対しアイダの技術でソリューションを提供してまいります。

「社会課題の解決により企業価値を向上し、ステークホルダーとともに持続的成長を目指す」という経営方針のもと、株主、取引先の皆さまならびにアイダグループの全従業員及びご家族といったAIDAを支持していただいている方々の利益の極大化、満足度向上に努め、中長期的に持続可能な成長を目指してまいります。

引き続き、皆さまのご支援とご理解をお願い申しあげます。

「成形システムビルダ」のリーディングカンパニーを目指します。

当社は創業以来「成形」にこだわり続け、塑性加工に関わる成形システム分野のリーディングカンパニーを目指して、プレス機械をはじめとする各種成形システム、自動装置、産業用ロボットならびに工法等の様々な開発に取り組んでまいりました。

これからも、システム開発から機械の製造、アフターサービスまで一貫して提供できるという「総合力」を活かしつつ、先見性に富んだ「強い」成形システムビルダとしてさらなる発展を目指します。

最近の経営計画についてはこちらをご覧ください。

幅広い分野、幅広いお客さまへサービスを提供し、「モノづくりの下支え」となっています。

ここ最近の傾向を見ると、アイダグループの連結売上高(製品)の約7割は自動車関連業界向け、約2割は家電・電子部品業界向け、残りはその他産業向けとなっています。

プレス加工の対象範囲は非常に幅広く、自動車においてもボディ、シャーシ、エンジン部品や駆動部品からハイブリッドカー用モータ部品なども対象であり、家電・電子部品では薄型TVのシャーシ、ICリードフレームや各種端子(コネクタ)やHDD部品、各種モータなどがプレス加工されています。その他産業では眼鏡フレームや医療機器から硬貨に至るまで、幅広い分野で利用されています。

暮らしにいきるAIDAの技術についてはこちらをご覧ください。

当社は、成形システムビルダの専業としてプレス加工の汎用性を活かし、特定の業界や業種にとらわれることなく、これからも社会のニーズに応える技術とサービスを提供していきます。

プレス機械についてやさしく解説しています

世界に先駆けるモノづくり技術を開発・提供します。

プレス機械などの産業機械においては、画期的な技術革新が毎年のように現れるものではありませんが、創業以来「技術開発指向型」企業として数々のプレス機械はもちろんのこと、工業用ロボットまで数多くの国内初・世界初の技術を生み出してきました。

材質・形状・精度・環境性能など、プレス加工に対する要求水準は年を追って高まっております。21世紀に入っても、当社はプレス加工の新たな領域を切り拓くため、従来とはまったく異なる思想の画期的な製品を開発し、世に出してまいりました。

例えば「ダイレクトサーボフォーマシリーズ」は、独自開発した低速・高トルクのサーボモータを搭載し、プレスの速度やモーションを自在に制御することで、ハイテン材やマグネシウム合金といった加工が難しい素材高効率・高精度でプレス加工できるものです。

また「ULシリーズ」は、他にまったくない独創の高剛性9点支持機構の採用により、加工工程で生じる偏芯加重時でも機械の動的精度を厳格に維持できる特長があり、自動車部品のなかでも特に厳しい精度が求められる工程に導入され、製品精度の向上のみならず、投資金額ではプレス機械の価額以上になるといわれる金型(工具)の長寿化を実現して、大幅なコストダウンに繋げてまいりました。

今後もサーボ技術を中心として、微細なものから大きなものまで、硬いものから複雑な形状のものまで幅広い対象物を「より良くより安くより早く」、そして「環境にやさしい」モノづくりを可能にする生産システムの構築を目指してまいります。

成形システムの研究開発についてはこちらをご覧ください

グローバルな事業展開で経営基盤を安定化します。

当社が開発製造して提供する各種成形システムは、基本的に個別のお客さまのニーズをきめ細かく実現した「受注生産品」です。こういった製品の需要動向は、世界各国の景気や為替相場はもちろん、自動車や家電など主たるユーザー業界の設備投資動向などに大きく影響を受けます。

当社はこうした需要変動に左右されにくい持続的に成長し続けられる企業体を目指し、安定した経営基盤を構築すべく、世界の四極(日本、北米、欧州、アジア)に生産拠点を配置するとともに各国に販売・サービス拠点ネットワークを構築し、世界中のお客さまのニーズを捉えつつ安定的に製品とサービスが供給できる体制としております。

今後は海外ユーザーのさらなる拡大が見込まれることから、現地での生産体制を強化してコストや納期なども踏まえた最適地生産システムを確立するとともに、販売・サービス面でもクオリティの高い事業を展開し、お客さま満足度の向上、AIDAブランドの邁進、そして収益の安定化につなげてまいります。

グローバル展開についてはこちらをご覧下さい

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