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メカ式プレス機のサーボ化

課題

  • 取引先の要求が高度化してきた。
  • 順送化したいがSPMが遅い。
  • 金型構造上、加工速度を制限したい。
  • 制御機器が老朽化してきた。
  • クラッチブレーキからの油漏れが発生。
  • VSモータの調子が悪い。
  • トルクユニットのオーバーホール時期だ。

解決策

  • 「メカ式プレス機のサーボ化」工事
    プレス機械製造の専門メーカとして、世界に先駆けてサーボプレス機を開発したアイダ。その10年余にわたって蓄積された技術力を結集し、お客様のニーズにお応えします。

効果

  • スライドの速度やモーション設定が自由にできるようになり、生産性、部品精度の向上、難加工材の成形、金型寿命の向上に大きな効果が期待できます。
  • サーボモーターの回生電力を回収&再利用することにより、省エネ効果も得られます。

既存のメカプレスをサーボ化・・・・徹底解説

  BEFORE
NC1-200(2)(メカプレス)
AFTER
NC1-2000(D)(サーボプレス)
生産性/
成形性
spm ストローク250mm ストローク110mmで振り子運転
45spm 67spm
加工モーション 固定モーション 工程毎に、最適なモーション選択が可能です。
(クランクモーション) 金型毎に最適なモーション設定・タイミングスイッチ設定をデータバンクに登録可能(99型分)
スイングモーション時の送り装置タイミングスイッチ設定をワンタッチで呼び出し可能
エネルギー 低速域では低エネルギー 低速域でも高エネルギー
金型寿命 高速で成形
⇒発熱し、金型焼き付きの原因に
(成形対象がSUSの場合)
低速で成形が可能
⇒金型焼き付きが発生しない
自動機との
接続性向上
ミス検出装置起動のとき ミス検出装置起動のとき
プレスは急停止。
原点復帰させて再起動必要
プレスは急停止せず、いったん待機。
原点復帰せず再稼働が可能(※1)
順送加工時の送り性能 材料搬送時に材料のバタつきが発生しやすい ソフトタッチモーション選択により、搬送時に材料のバタつきが発生せず、安定した搬送が可能
操作性 操作盤 プレス本体の右上部 運転ボタン箱にモニター設置。
手元に操作を集約
型合わせ 寸動運転で一定量ずつ調整 手動パルサで微細操作が可能
周辺装置との同期設定 ミス検出タイミングを、機種の固有性能にあわせて調整必要 自動演算機能により、送り、レリース、ミス検出のタイミングを自動設定(※1)
機械精度   モータ付け替えに伴うピニオンギア交換
⇒ガタの減少
直角&平行度再調整 (※2)
ギア噛み合わせ再調整 (※2)
環境性能 使用電力 モーター電源ON時モータは回りっぱなし スライド動作時のみモータが回転(スライド停止時は待機電力のみ消費)エネルギーバンク搭載により、一時側からのピーク電流を抑制
電力回生機能 無し 有り
  大容量キャパシタバンク(コンデンサ)が付属。モータ停止、減速等で発生したマイナスの運動エネルギーを電気に戻しキャパシタパンクに蓄えて、再利用します。
メンテナンス性 制御機器 旧モデルのため
生産中止品の恐れあり
全て最新機器・ソフトに更新
(予防保全対策)
クラッチ クラッチ板および油交換の必要あり クラッチ無し(メンテナンス不要)
  • ※1 アイダ製送り装置との組み合わせの場合
  • ※2 オプションにて承ります。

ダブルクランクプレスのサーボ化工事も承ります!
どうぞご相談ください。

ここが違う、アイダのサーボ化工事

  • プレス加工に最適な低回転・高トルクのサーボモータ搭載
    プレス機の駆動部にダイレクトに力を伝達できる、世界最強クラスのサーボモータ。現在、アイダの全サーボプレス機に搭載され、その大きなパワーと繊細な動きで、圧倒的なパフォーマンスを発揮しています。
  • サーボ化による摺動面変化に対応。
    潤滑能力をサーボプレスに最適な状態に調整。振り子運転でも摺動部が焼付かないため、安心してお使いいただけます。
  • 従来の電源設備をそのまま使用できます。
    一般にサーボプレスは電気容量が大きく、400ボルト電源の準備が必要となります。アイダのサーボプレスは大型のキャパシタバンクを搭載しているため、アイダのサーボプレスは200ボルト電源を使用可能。煩わしい工事は必要ありません。

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