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メカトランスファ装置のサーボ化など、周辺装置の更新で、段取り時間が大幅に短縮

お客様データ 株式会社オートテクニカ様 マツダの「スカイアクティブ構想」に参画して同社の発展に貢献。プレス・溶接・塗装・組立の一貫生産体制とファインプレス、リングマッシュ溶接といったコア技術を武器に、高精度部品の生産を行っています。同社の実働30余年のトランスファプレス機が効率的な多品種少量生産ラインに蘇った事例をご紹介します。

プレス機の根本的な修理、改造により、段取り性能が飛躍的に向上。金型交換が50秒も短縮可能に。

Q対象となったのはどんなプレス機でしょうか。

昭和55年に購入した、AIDA社製500トンのトランスファプレス(FT-500)です。当時は珍しい7ステージもの加工ができるプレス機で、その後マツダ以外の取引先も含めて、同社が生産するオイルパンの80%以上をつくり続けてきたエース・プレス機です。

しかし、多品種少量生産時代になり、頻繁に金型を替える必要が生じ、段取りに多くの時間がかかっていた。保有する43の型を、1回の段取りに5分、1日に12回行ったとすると1時間のロスになる。また、老朽化が原因のミスグリップやチョコ停が発生することも度々でした。この機種を使い続けるなら、やはり根本的に修理、改造する必要があるとAIDA側から提案を受け、改造を断行することになりました。

Qどんな工事だったのでしょうか。

主な改造点は、2つ。まず、メカトランスファ装置をサーボトランスファ装置に更新しました。これにより、煩雑なフィンガー調整などが不要になり、タッチバネル操作で設定を完了することができるようになりました。 さらに、材料供給装置を新型に更新し、自動ブランクセンタリング機能によってミスグリップが減少、チョコ停もなくなりました。また、データバンク機能付きのディスタックフィーダによって、金型ごとに異なるマグネットフロータ位置を自動調整。従来は、人的に金型ごとにマグネットフロータペースを入れ替える作業が必要だったため、段取り性能は飛躍的に向上しました。

Q具体的にどんな効果を得られましたか?

「これまで、金型交換に2分20秒かかっていたのが、本工事によって50秒短縮され、1分30秒で行えるようになりました。工事期間も17日と短くすませてくれたので、これも助かりましたね」(藤田工場長)

――――ありがとうございました。これからも魅力的な製品づくりのお手伝いをさせていただければ幸いです。
尚、 ご参考までに、今回と同じような工事を行うことにより、他にも下記のようなメリットがありますので、ご紹介します。
①トランスファ装置のサーボ化により、必要最小限のストロークを実現します。
②フィードバー内幅寸法の選択範囲の拡大します
③従来のメカ式トランスファよりSPMがアップします
④データバンク化が可能になるため、複雑な設定作業が不要となり、経験の浅い担当者でも生産が可能になります
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